オシッコがたまると下腹部が痛い
原因は何?
抗菌薬を飲んで安静にしていても、なかなか治らない場合は細菌性膀胱炎でなく、間質性膀胱炎かもしれません。
間質性膀胱炎は、細菌感染で起こる普通の膀胱炎ではありません。
症状としては頻尿、尿意切迫感、膀胱痛などがあります。
頻尿、過活動膀胱、慢性前立腺炎など多くの他疾患でも見られる症状のため、間質性膀胱炎と診断されず、これらの疾患として治療を継続されている方も少なくありません。
畜尿時に悪化して、排尿時に改善される膀胱痛は間質性膀胱炎特有のものですが、この自覚症状がある方は半数以下です。
どんな検査をするの?
自覚症状やきっかけについての質問に答えていただきます。
排尿日誌(排尿記録)をつけていただくこともあります。
過活動膀胱や間質性膀胱炎では1回の排尿量の低下が見られます。
腎臓などの体のどこかに異常があると、尿の成分や量にも影響します。
体の異常を知らせるサインを見つけるための検査です。
オシッコを採るだけなので、患者さんにも優しい検査です。
前立腺や膀胱の異常の有無、残尿の有無などを確認します。
特に準備もいらず痛みも伴わないので、安心して受けて頂けます。
膀胱や尿道を見るためのもので、5分程度で終わる検査です。
男性は粘膜麻酔をします。少し痛みや不快感を伴います。
間質膀胱炎特有の、粘膜の病変がないかどうかを確認します。
どんな治療をするの?
尿意を感じてもトイレに行かず我慢し、膀胱に溜まる尿の量を少しずつ増やして膀胱を拡張し、機能を回復させる訓練です。
麻酔下で膀胱に生理食塩水を注入して膀胱を拡張する方法で、診断にも有用です。
鎮痛薬や抗うつ薬、抗アレルギー薬などを使用します。
受診したいけど、どうすればいい?
当院は予約制外来です。
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他にも気になる症状が…
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