>HOME>診療内容案内>尿流動態検査

●尿流動態検査

尿流動態検査 〜適切で正確な評価・診断のために〜

下部尿路機能障害の適切な治療のためには、病態や原因疾患を正しく診断することが必要です。 第一には、ご自身が普段と違う病態・異変に気づき、医師に症状を説明することが大切です。 体は、危険信号を出しているのに見過ごしていることがあるかもしれません。 そのため、正常な排尿と蓄尿が出来ているかを知ることが重要となります。

正常な排尿・蓄尿とは?

  • 尿意を感じる
  • 排尿するのに力まない
  • 尿が途切れず短時間で排尿ができる
  • 漏れない
  • 排尿後に尿意がない(残尿感がない)
  • 夜間にトイレに何度も行かない
  • 尿意を感じても、ある程度の我慢ができる
  • 勢いがある


(画像元:『前立腺肥大症とは|前立腺肥大症(BPH)のひろば』 Meiji Seika ファルマ株式会社)


問診とはどういうもの?

自覚症状は多彩で下部尿路症状の詳細な問診が必要となります。
下部尿路症状のみならず、内服している薬、生活環境、食事、飲水、現病歴、既往歴によっても様々な原因が考えられます。しかし、問診時に症状の言い忘れ・聞き忘れ、恥ずかしさもあり具体的な症状を聞き出すことが出来ないことも考えられます。
そのため、事前に前立腺肥大症における国立前立腺症上スコア(IPSS)、過活動膀胱症状質問票(OABSS)などの質問票を利用して十分な問診をとらせていただています。

質問票の例 ↓クリックすると問診票が開きます。

(日本排尿機能学会過活動膀胱ガイドライン作成委員会/編 『過活動膀胱診療ガイドライン 改訂ダイジェスト版』 ブラックウェルパブリッシング 2008年 p.5-6. p.32-34.)


十分な問診により、おおよその情報を得ることは可能ですが、自覚症状と他覚所見が一致しないことも少なくありません。そのため、尿流動態検査による、より正確かつ精密な下部尿路機能評価が必要となります。
当院では、2012年11月に尿流動態測定システム「エリップス」を導入し,排尿機能検査士の認定を持ったスタッフが検査を行っています。
この検査は、下部尿路機能に対する専門的検査であり、自覚症状に乏しい場合でも、どの部位がどれくらいの圧力があるのか、どれくらい閉塞しているのかなどの様々な情報から正確な病態の診断・治療が可能となります。

検査内容

UFM(尿流測定)
 検査時間:5分程度

尿流計に向かって排尿するだけで排尿状態を判定することができます。前立腺肥大症や神経因性膀胱などの診断に用いられます。
また、非侵襲的で痛みがなく短時間で検査を実施できます。

尿流計

PFS(内圧尿流検査)
 検査時間:20〜30分

圧を検知するカテーテルを膀胱内・直腸内に留置し、排尿時の尿流・膀胱内圧・直腸内圧・排尿筋圧を同時測定します。
その結果から下部尿路機能の閉塞の有無・程度、膀胱収縮機能を評価する検査です。
また、排尿までの蓄尿期の膀胱内圧測定も行うため蓄尿機能も同様に検査・評価します。

(『泌尿器ケア2012夏季増刊号 よくわかる泌尿器科検査の知識』 メディカ出版社 2012年 p.272.)

UPP(尿道内圧測定)
 検査時間:5〜10分

安静時の尿道の閉鎖機能を評価する検査で、内圧尿流検査後にカテーテルを抜く際の尿道内圧の変化を測定します。尿道括約筋(尿道を閉じる機構)が正常に機能しているか、腹圧性尿失禁*かどうかが評価できます。

*腹圧性尿失禁・・・くしゃみやせきなどでお腹に力が入った時に尿が漏れてしまう状態

掲載されている画像等の使用はMeiji Seika ファルマ株式会社、ブラックウェルパブリッシング、株式会社メディカ出版社に許可を得ております。
転載はご遠慮ください。


当院の実績


Copyright (C)2006- KameiHospital All rights reserved
 
 
 このページはFlashを使用しています。
 お持ちでない方は、お手数ですがFlash player(無料)のインストールをお願い致します。